您的位置:首页> 日语考试 > N2 > 日语阅读—— 日本民间故事《为救村子牺牲的甚五郎》
未名天小编不定时为日语学习者们讲的故事大家都还喜欢吗?日语能力考还有四个多月的时间,大家应该抓紧时间着手复习了!虽然认真备考很重要,但是也要注意劳逸结合哦!又能稍微休息,又不耽误日语学习,最好的方法就是看一些日语相关的有趣的文章了。下面未名天日语小编继续给大家讲故事啦!
江戸時代、但馬(たじま)の豊岡(とよおか)と、出石地方(いずしちほう)の田んぼは、井せきをつくって、そこから水を引いていたそうです。
听说在江户时代,但马的丰岗和出石地方的田地都是做堤坝,然后引水灌溉的。
その水によって、その年の稲作の良し悪しが決まるので、水の確保はとても大切でした。
那水决定着这一年稻作的好坏,所以水的确保显得尤为重要。
新田井(にったい) せきもそのひとつで、井をせき止めする日には奉行まで出てきて、不公平が無いように監督をしていたといわれています。
新田堤堰也是其中之一,在拦河的那一天,按照上级命令,要求监督好不出一点差错。
そのため井せきのほとりには番小屋までつくられて、夜も昼も厳重な監視が続けられたのです。
所以堤坝旁边建了看守人住的小屋,日以继夜得严格看守着。
ところが、ひとつ困った事がありました。
可是,却有件事让人头痛不已。
新田井せきが止められると水かさが増すので、伊豆村(いずむら)は水につかってしまうのです。
要是把新田堤坝堵住的话,水量就会增加,会把伊豆村淹掉。
村人たちは毎年のように役人にかけあうのですが、いっこうに取り合ってはくれません。
村民每年都会向官员反应,可是却完全没有被受理过。
そんなある日の事、この村の百姓で甚五郎(じんごろう)という男が、何を思ったのかサンダワラ(→わらで作った米俵のふた)を持って川へ出かけて行きました。
有一天,这个村子里一个叫甚五郎的男人好像突然想到什么一样,拿着米袋两端的圆盖子(用稻草做的米袋的盖子)向河流那里跑去。
その頃、新田井せきでは相変わらず番人が、厳しい監視を続けています。
那时候,在新田堤坝那里,看守人还是像往常一样严格看守着。
すると上流の方からサンダワラが流れて来て、水をせき止めてある土俵にあたったのです。
然后从河流上方流过来米袋盖子,撞到了土袋子。
するとわらで作られた軽いサンダワラなのに、土俵がくずれて水が流れ出したではありませんか。
可是明明是用稻草做的很轻的米袋盖子,却撞到了土袋子,让水流了出来。
番人は、びっくりです。
看守人大吃一惊。
そしてそのサンダワラは、来た道をさかのぼって、上流へと帰って行くではありませんか。
而且那米袋盖子正顺着来时候的道路往上流回去。
「サンダワラが、流れに逆らって上流へ行くとはおかいしい。・・・さては!」番人は鉄砲をとると、サンダワラめがけて、ドスン!と、撃ちました。
“米盖子逆流而上真是太奇怪了。・・・莫非是!”看守人举起了抢,瞄准米袋盖子,砰得开了枪。
すると、川の水はみるみるまっ赤に染まって、サンダワラを頭にくくりつけた甚五郎の死体が浮いたのです。
然后河水看着就被染成了红色,用头顶着米袋盖子的甚五郎的尸体浮了上来。
知らせを聞いて駆けつけた村人たちは、「バカじゃのう。下へ流れていれば助かったのに」と、いいながら、村のために死んだ甚五郎に涙したのです。
闻讯赶来的村民们虽然嘴上说着:“真笨啊。要是往下游就可以得救的嘛”,一边还是对为村子而死的甚五郎流了眼泪。
その後、村では甚五郎を手厚くとむらい、毎年うら盆がくると、田んぼに美しいまんとうの火がともされるのだそうです。
听说之后,村子里厚葬了甚五郎,每年盂兰盆会时,都会在田地里点起美丽的长柄纸灯笼。
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