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自然に任せ、環境に合わせて
無職 松下綾
(千葉県鴨川市 58)
起床は朝4時。顔を洗い、作業服に着替えて畑に出る。夜明け前の畑は人影もなく、空気が澄んでいて清々しい。今は、市場に出荷するトマトとキュウリの栽培に精を出している。収穫は多くはない。夫と2人暮らしなので、自分たちで食べる分を除いて出荷している。天候に左右されることはあるが、野菜は手をかければきちんと期待に応えてくれる。だから、手抜きなどできないトマトが朝日を浴びてみずみずしく輝いている様を見ると、なんとも言えぬ充実感に満たされる。3年前に東京から移り住んで、畑を借りて野菜を作り始めた。土に触れることはとても健康にいい。まるで土から「気」をもらっているようだ。野菜作りにかける手間はおろか、早起きも全く苦にならない。朝は自然に目が覚める。朝食もおいしい。以前は、朝食を抜くことが多かった夫だが、今では考えられないと言っている。ご飯にみそ汁、漬物と納豆。それに取れたてのトマトとキュウリ。適度な労働の後の食事は、おかずなど少なくてもかまわない。
今は、自然に任せ、環境に合わせて毎日を過ごしている。これが、人間本来の生き方であると思えてならない。定年退職した夫が言い出して仕方なしについてきたわたしだが、今ではすっかりこの生活が気に入っている。
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年(平成24年)8月21日(火)特集第2の人生
新出語彙
とくしゅう(特集) [名] 专刊,专辑
せつこ(節子) [专] 节子
メーカー [名] 厂商、制造商
こよう(雇用) [名·サ变他] 雇佣、雇用
げんえき(現役) [名] 第一线、现役、应届
しりぞく(退く) [动1自] 退职、离开、倒退
いかんなく [副] 充分、完全
はっきする(発揮~) [名·サ变他] 发挥、施展
ちゅうかん(中間) [名] 中间
かんりしょく(管理職) [名] 管理人员、管理岗位
ちゅうかんかんりしょく(中間管理職) [名] 中层管理者
のしかかる [动1自] 压在……上
ゆとり [名] 优裕、宽裕、余地
こうじる(高じる) [动2自] 加甚;加重;剧烈化
じえいぎょう(自営業) [名] 个体经营者
かやま(加山) [专] 加山
ところざわ(所沢) [专] 所泽
てうち(手打ち) [名] 手工做面条;(拍手)成交
じゅうたくがい(住宅街) [名] 住宅区
せったく(拙宅) [名] 寒舍、舍间
まんせき(満席) [名] 满客、满席
かいてんきゅうぎょう(開店休業) [名] 开门停业、一整天没客人上门
たとえ [副] 即使;哪怕
きりもり(切り盛り) [名·サ他] 打理、处理、料理
とうげい(陶芸) [名] 陶艺
まんざら [副] (并非)完全、(未必)一定
ひるめし(昼飯) [名] 中午饭、午餐
やくしょ(役所) [名] 公署、政府机关、官署
たべあるく(食べ歩く) [动1他] 各处品尝
あづみの(安曇野) [专] 安曇野
みりょうする(魅了~) [名·サ变他] 使入迷、夺人魂魄
ちゅうこく(忠告) [名·サ他] 忠告、劝告
すみこみ(住み込み) [名] 住宿学徒、住宿佣工
しゅぎょう(修業) [名·サ他] 修炼、修业、学习技术
むしょく(無職) [名] 无职业者、无职业
まつしたあや(松下綾) [专] 松下綾
かもがわ(鴨川) [专] 鸭川
さぎょうふく(作業服) [名] 工作服
よあけ(夜明け) [名] 黎明、佛晓
ひとかげ(人影) [名] 人影
すがすがしい(清々しい) [形1] 清爽
いちば(市場) [名] 市场、集市
せい(精) [名] 精力、劲头
てぬき(手抜き) [名1] 偷工减料
あさひ(朝日) [名] 朝阳
みずみずしい [形1] 水灵、娇嫩
さま(様) [名] 样子、状态
なんとも [副] 怎么也、什么也
みたす(満たす) [动1他] 充满、填充
うつりすむ(移り住む) [动1自] 移居、搬家
てきど(適度) [名·形2] 适度
とれたて(取れたて) 新摘、刚摘
しかたなしに(仕方なしに) 无可奈何
わるいきがしない(悪い気がしない) 不觉得难受
ちゅうもんがはいる(注文が入る) (有人)提出要求
うでをみがく(腕を磨く) 磨练本领
せいをだす(精を出す) 坚持工作、努力干活
てをかける(手をかける) 精心照料
てまをかける(手間をかける) 搭功夫、费事
くになる(苦になる) 感到负担、伤脑筋、苦恼
~三昧(ざんまい) 聚精会神、破除杂念
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