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本文是2017年7月日语能力测试N2真题阅读部分的问题十三。未名天小编建议大家在做日语阅读真题的时候要完全模拟日语能力测试的考试环境,不要一边查字典一边做。还要限制好时间,短文限制在5分钟以内,长文限制在10-15分钟以内,并且逐步提高速度,缩短做题的时间限制。
本篇阅读是一篇讨论生活哲理的长文,难度比较大。大家们快来做一下检测一下自己的真实实力吧~!
人生はいつも旅になぞらえられる(注1)。
人は人生という旅(たび)路(じ)を、地図もなく歩いている。誰(だれ)(注2)しもそうだし、それが人間としては自然な姿である。人生に地図などあるわけがない。なのに人は、人生の地図をもとうとするのが常だ。暗(くら)闇(やみ)の中を歩くのが不安で仕(し)様(よう)がないのだ。迷ってしまった時の恐怖を想像したくないからだ。
そして自分の地図には、人生の設計図としてわがままな道(どう)程(てい)(注3)が記されている。三十歳までには結婚し、三十五歳頃(ころ)には二人の子どもをもつ。四十歳には課長になり、五十歳までには何とか部長に昇(しょう)進(しん)(注4)する。
(中略)
人生の地図に描(えが)かれた道を、その通りに歩むことができるなら、そんなに楽なことはない。一度も脇(わき)道(みち)にそれずに、ただまっすぐに歩くことができるのなら、人は何も悩(なや)まなくても済むだろう。そんな人生を送る人間は、おそらくこの世に一人もいない。もしそういう人間がいるのだとしたら、それはその人間の人生ではない。その人生は他人から与えられたものに過ぎない。
五十歳の時には部長になっている。これは今という現在地から見た目標であろう。目標をもつことはもちろん大切なことだ。しかし、その目標へ辿(たど)り着く道は決して一本ではない。五十歳という現在地に立った時、もし部長になっていなければどうするのか。一枚の地図しか持っていない人、あるいは決して地図を書き変えようとしない人は、そこで人生の現在地を見失って(注5)しまうだろう。「今、自分はこの場所にいるはずなのに、全く違う所に来てしまった」と、そんな思いにとらわれ(注6)てしまい、行くべき道も見失ってしまうのである。
地図をもたない人生が不安であるならば、地図をもてばいいだけのことだ。しかし、その一枚の地図にこだわってはならない。常に現在地を確(かく)認(にん)しながら、どんどん地図を書き変えていくことだ。
少し脇(わき)道(みち)に入ってしまったのなら、その脇(わき)道(みち)を歩いてみればいい。無理をして元の道に戻ろうとしても、余計に迷うだけだ。脇(わき)道(みち)を歩いているうちに、いつの間にか元の道に戻ることもあるだろうし、また別の大通りに出会うこともあるだろう。人生には数え切れないほどの道があることを知っておいたほうがいい。今いる場所さえしっかりと認(にん)識(しき)(注7)できていれば、人はどんな道だって歩いていくことができるものだ。
(立松平和『人生の現在地---まだまだ迷っているぞ、私は。』による)
(注1) なぞらえられる:たとえられる
(注2) 誰(だれ)しも:誰(だれ)でも
(注3) 道(どう)程(てい):ここでは、道
(注4) 昇(しょう)進(しん)する:出世する
(注5) ~を見失う:~がわからなくなる
(注6) とらわれる:縛(しば)られる
(注7) 認(にん)識(しき)できる:わかる
71 筆者によると、なぜ人は人生の地図をもとうとするのか。
1 人間として自然な姿だから
2 希望通りの人生を送りたいから
3 行くべき道がわからないと不安だから
4 早く目標に到達しないと不安になるから
正解:3
解析:作者认为人为什么想拥有人生的地图?
作者在文章第2段提到了这一点。作者说「暗闇の中を歩くのが不安で仕様がないのだ。迷ってしまった時の恐怖を想像したくないからだ」。因为在黑暗中行走太令人不安,他们不想去想象迷失道路的可怕。也就是说,他们希望有地图去指引自己,让自己免于迷路。符合这句描述的是选项3:因为如果不了解自己要走的路会感到不安。
72 その人生とは、どのような人生か。
1 地図に頼らずにまっすぐに歩む人生
2 地図通りの道を歩む人生
3 他人と同じような道を歩む人生
4 道に迷いながら歩んでいく人生
正解:2
解析:文中提到的「その人生」是指什么样的人生?
「その」指代前项,应该从这句话的前面找答案。作者在前文说,如果能够按照地图描述的那样走自己的人生道路,那这样的人生也并没有那么有趣。如果一次也没走偏,一直直走,那人的一生也就没什么需要烦恼的事情。拥有这种人生的人,世界上恐怕是没有的。如果有这样的人,那他的人生就不是他自己的人生,这样的人生(即文中的「その人生」)不过是由别人给你的。通过这段描述可知,它指的就是没有自主性,一切都按照地图那样规划好的人生。正确答案是选项2:按照地图行走在人生道路上的人生。
73 この文章で筆者が最も言いたいことは何か。
1 たくさんの地図を用意しておけば、人生で道に迷う心配がない。
2 人生は現在地さえわかっていれば、新たな道を進むことができる。
3 人生は行き先を決めれば、道に迷わずに自身の力で歩んでいける。
4 人生の可能性を広げるには、地図にない道を進むべきだ。
正解:2
解析:作者在这篇文章中最想说的是什么?
在前面的内容中,作者主要表达了这样一个观点:按照地图规划的那样,能够一次也不走偏的人生道路是不存在的,并且这样的人生也没有乐趣。通往目标的道路并非只有一条,如果只着眼于一条道路,最后就会不知道自己该走什么样的道路。人不能只执着于一份地图,而要在不断确认自己当下所处位置的过程中,不断变更修改人生的地图。最后一段的最后一句话,作者表明了中心思想:「今いる場所さえしっかりと認識できていれば、人はどんな道だって歩いていくことができるものだ」。只要能认清自己现在所处的场所,那么无论什么样的道路,人都能好好地走下去。符合作者意图的是选项2:只要明确每个当下所处的位置,人生就能在新的道路上行进。